東御市祢津城山に生息する蝶を飼育しよう!祢津小児童がハヤシミドリシジミ学習児童が〟卵〝観察「見えた!」と歓声

信州民報

東御市立祢津小学校と祢津地域づくりの会(別府英宣会長)が協働で行う「ハヤシミドリシジミ飼育学習」の一環として13日、同校で3年生49人が顕微鏡を使ったハヤシミドリシジミの卵の観察などを行った。


同学習は市祢津公民館・花岡敏道館長の指導で、ハヤシミドリシジミを卵から成虫(蝶)まで飼育するもの。4月~6月にかけ、市内では祢津城山にしか生息しない蝶の飼育を行うことで郷土の特徴ある自然・歴史を学ぶとともに、郷土愛を育んでもらおうと継続実施している。


この日は標本なども示しながらハヤシミドリシジミの体の仕組み、飼育方法などについて学習を実施。卵も顕微鏡を使って観察し、「見えた!」「小さい!」などと驚く児童も。授業時間内にふ化した幼虫も観察し、児童らは「幼虫が食べるのは何の葉でも良いのか」など、多くの質問を投げかけ、興味津津だった。


花岡さんは「理科の教材として、地元ならではの蝶の飼育・観察を行うことで原体験となれば」と学習への思いを語った。


なお同学習では15日(木)に祢津城山を訪ね、産み付けられた卵の観察もする予定。学校での飼育・観察を経て6月には祢津城山に放蝶する。

▲ハヤシミドリシジミについて学習する(写真左が)花岡さん
▲顕微鏡を使って児童らが卵の観察を行う
 


 

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