6月20日(日)に設立20周年を迎える信州上田フィルムコミッションに、マスコットキャラクター『えふし~か』が誕生した。
同マスコットキャラクターは「小鹿」で、鹿角ならぬFC(えふし~)角の「六文銭兜」をかぶり、ロケ地に現れる。「ロケ弁には目がなく、スタッフにすぐになつき、現場でも愛されるキャラクター」と、担当者は言う。
設立20周年記念イベントは「上田ロケ映画AWARD2021」投票=本紙既報=、「設立20周年記念トークイベント―フィルムコミッションの役割と地域のつながり」、また「20年の軌跡パネル展」などを計画。パネル展は6月19日(土)~7月11日(日)、アリオ上田1階モール通路で開催する。
なお同フィルムコミッションは設立15周年には、記念事業の一環として冊子「映画のまち〟うえだ〝ロケ地MAP」を改訂して発行。表紙イラストは「上田映劇」に変更し、「上田を愛した日本映画の巨匠たち」「サマーウォーズ」「サムライフ」の特集ページも組み、各映画の中で登場したロケ地マップや撮影中の出来事なども記載した。
また2019年9月には、上田ロケ映画『兄消える』がTOHOシネマズ上田で2カ月以上のロングランとなり、観客動員数5000人を達成。同フィルムコミッションではキャンペーンを実施し、丸子中央病院での満員御礼コンサートに「兄・金之助に手紙を返そうキャンペーン」で寄せられた手紙を兄・金之助役の柳澤愼一さんに直接、手渡すセレモニーも行い大きな反響だった。
映画の中では、弟・鉄男がしなの鉄道電車内で兄・金之助からの手紙を読むラストシーンから、鉄男の気持ちになって金之助に手紙を出そうと企画したもの。反響が大きく、市内のほか北海道や兵庫県など全国から138通の手紙が寄せられた。
設立20周年を迎えるにあたり、同フィルムコミッションでは「地域のみな様に支えられて20周年を迎えることができる」とし、「これからも『映画のまち うえだ』のさらなる浸透を図っていきたい」と伝えた。