学生らの上田地域への就職を後押しする「上田地域パッケージ型インターンシップ」は13~17の5日間、オンラインで開催している。
1度に1企業を体験する通常のインターンシップでは、なかなか学生が参加しないこともあり、パッケージ型として行政(上田市役所)も含めて実施し、学生を呼び込み地域の複数企業を体験して知ってもらう機会にしたいとする初の企画だ。学生らは1回のインターンシップ参加で、自身の活躍できそうな企業・職場と出会えるチャンスが多いのが魅力。上田市の事業として上田商工会議所に委託しているもので、市、同会議所、上田職業安定協会が協力して実施する。
13日は長野大学、松本大学、富山大学、新潟大学、筑波大学などから1~3年の学生ら22人が参加。同会議所でオリエンテーションを行い、自己紹介などでアイスブレイクしたあと、同会議所の仕事紹介なども行い熱心に耳を傾けていた。
今回の日程では市役所、同会議所のほか、KYB‐YS㈱、㈱ホシバ、山洋電気㈱、(福)敬老園、真田KOA㈱、ルート設計㈱、(福)ちいさがた福祉会のインターンシップを実施。最終日の17日(金)にはインターンシップ成果報告を行い、参加学生らのディスカッションなども予定する。
この日、担当の市商工観光部地域雇用推進課・大木伸司係長は学生らに向け、「たくさんの若い皆さんが上田で働き、暮らして、この地域の発展のため頑張ってもらいたいという思いで企画した」とし、公務員だけでなく自身の特徴を活かせると考えた色々な業種を志望し、「自分の可能性や選択肢が広がった」と自身の経験を紹介。
さらに「いろんな会社の話を、まっさらな気持ちで受けて自分の可能性や選択肢を広げてもらいたい。5日間終わった時、皆さんに『将来は上田で働くんだ』という気持ちが強く、具体的になってくれば良い」と伝えた。
なおパッケージ型インターンシップの取り組みは9月27日(月)~10月1日(金)の1週間にも予定されており、来年度以降も継続する予定だ。