信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年1月 第6593號
▼新成人おめでとう 大人の仲間に千六百人 上田は新形式の成人式
十五日は成人の日。この日上田市では、昨年合併した塩田地区も含めて千六百人の新成人を上田市民会館に迎え、成人式が行われた。今年の成人式の特徴は、これまでの式や催しの他、全員参加による討論形式の話し合いが実施されたことだ。テーマは「私はこう考える」「望ましい私たちの生き方について」。話合いは小山上田市長、評論家藤巻幸造さん、労働省婦人少年相談員中村竜子さんの三人を講師に、それぞれテーマに沿って一人あたり十分ほど話をし、次に成人者から、講師の話の内容についての質問や意見を出し、講師と成人者、成人者同士それぞれに討論を行った。これは今年の成人者…
▼菅平と大温泉郷=戸倉上山田を結ぶスカイライン計画
菅平高原と戸倉上山田温泉をつなぐスカイラインの建設は二十年ほど前に上山田温泉の宮本光儀氏が提唱したものだが、昨年夏に真田町役場で開いた県政懇談会の席上、西沢知事はその早期着工を約束したので、県の開発計画に正式に搭載されたわけである。戸倉上山田温泉では平地観光の不振を打開するため、菅平の年間四十万の観光客と戸倉上山田の温泉の観光客百二十万との交流を図ろうとするもので、このルートが戸倉上山田を中継点として8―9ラインに接続すれば、周遊コースとして一層意義が深くなる。長野市から…
▼各地成人式=真田町は八月
上田教育事務所管内の成人式は、十二市町村中、長門町、和田村、東部町、坂城町はすでに終了。真田町は八月に行う予定になっているので、十五日に行ったのは上田市の他、丸子町四百七十九名、武石村百三十六名、川西村百四十二名、青木村百三十八名、戸倉町二百三十六名、更埴市六百七十八名で、どこも来賓のあいさつを簡略にし、新成人による討論…
▼丸子町新庁舎建設=工費一億円の近代ビル
丸子町では多年の懸案であった町役場庁舎を、いよいよ四十六年度に着工する計画である。建設敷地は、四十五年度は依田窪を一丸とした丸子市制の問題などもあったので決めかねていたが、その丸子市制も関係町村の協力が得られないため、やむなく断念することになり…