【50年前】企業の不況感強まったが 売行きはまずまず 八十二銀行の経済調査結果

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信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6615號

▼企業の不況感強まったが 売行きはまずまず 八十二銀行の経済調査結果

八十二銀行では昨年十月―十二月期の企業動向アンケート調査を行なった。それによると「地域製造業」にあっては不況感が強まってきていることが判明した。生産面では電気機器、電子関係は引続く受注の低迷で大幅な生産調整が余儀なくされ、中核企業のほとんどは一―二割の減産と低迷を一層強めているが、零細企業の凍豆ふ、食用油、乳製品、保存食などは一―二割の増産となっている。販売面では増収となった企業は総体の六割と前期並みであるが、機械、金属の増収企業は前期より一割減の五割となっている。また木材、木工品などは一―二割の増収で順調な反面、木工やミソは…

▼農構に否定的な声=農業の先行き不安から

米の減産政策など農業の先行き不安から、現在進められている農業構造改善事業にも慎重論ないし否定的な反応が出てきている。上田市塩田地区では、今年度から事業がはじまり、現在稚蚕飼育所の建設などが行なわれているが、問題になるのは来年度からはじまる水田のほ場整備。減反による米の減収と二年すえおきの米価、それに十㌃当たり約七万円の工事費の借金を背負いこまなければならないとあって、果して借金が返していけるかと不安をかくしきれない。これは小県青木村も同様で、同村では第一次に続いて第二次を来年度から…

▼神川橋大屋間歩道を新設=住民の強い要請から

上田国道事務所では国道十八号線のうち、神川橋から県道大屋―茅野線の入口のところまでの間の歩道取付け工事を宮下組の請負いで急いでいるが、この工事を急に施行することになった裏には次のようないきさつがある。現在の国道十八号線は自動車の交通が非常に激しくて、学童の通学路としては危険なので…

▼全員入園できる=一つふえた市の保育園

上田市福祉事務所では新年度の保育園の入園申し込みをこのほど締切った。上田市には市立保育園が十九(うち塩田地区に八)、私立が六の計二十五あるが、いま神川の蒼久保に梅ヶ丘保育園を新築中なので、合計二十六になる。入園希望児数は現在申込書の整理中ではっきりしていないが、全員が入園できる…

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