五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6605號
▼県出先機関が三日から 合同庁舎へ引越し 一階保健所、五階建設事務所
上小地方事務所など上小地区の県出先機関を一堂に収容する合同庁舎は、上田市材木町の元染谷丘高校運動場跡に総工費四億万円をかけ建設していたが、このほど完成、二月二日に開庁式をあげる運びとなった。そして翌三日から五日までの三日間に全部旧庁舎から移転を終える予定で、六日には新庁舎に全機関がそろう手はずになっている。まず三日には六階と五階に入る上田建設事務所、東信労政事務所などが引っ越し、四日には四階と三階に入る上小地方事所農政課など、五日の最終日には二階と一階に入る上田保健所などが引っ越し、移転を完了する。各階別の入居機関は次の…
▼ふろ代値上げか=物価と人件費増が理由
県公衆浴場環境衛生同業組合は、このほど県にふろ代の値上げを申請し、さる二十六日の環境衛生適正化審議会にはかったところ、同審議会に「入浴料金値上げ協議会」を設けて、実態調査などをおこなうことを決めた。上田市内には現在十五の組合員のほか組合に加入していない天神の湯と松竹センターの二軒があるが、現行のふろ代は大人三十五円、中人二十円、小人十円で四十四年十月値上げ改訂以降、昨年十二月までに人件費三〇%アップをはじめ、諸物価格値上がりから、現在の一人当たりのコストは四十五円十三銭に上昇していると…
▼市民に人気=観光写真展
上田市が塩田町合併、上田橋開通、図書館、体育館落成の祝賀行事の一つとして行った観光写真コンクールの入選作品七十六点が、市役所一階ホワイエに展示され、市役所を訪れた人たちの目を楽しませている。写真は第一部(白黒)と第二部(カラー)にわかれ、それぞれ合併祝賀や上田橋開通などにちなんだ行事を美しく…
▼ブドウ長期貯蔵に成功=県経済事業連の成果
県経済事業連上小支所の話によると、同事業連はブドウの長期貯蔵の試験研究を重ねてきたが、このほどちっ素ガス鮮度保存法によってほぼ実施のメドがついたとして、来年度さらに試験規模を拡大し、四十七年度にも実用化する見通しだという。話によるとブドウの酸素をちっ素に置き替えることにより呼吸…
