信州民報に掲載された50年前の今日の見出しをご紹介するコーナー。新聞記事でタイムスリップしてみましょう。
<昭和45年7月 第6423號>
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観光事業に力こぶ
上田市観光課の新設で
上田公園の各施設を復元する
▼観光事業に力こぶ 上田市観光課の新設で 上田公園の各施設を復元する
上田市は今度の機構改革で、新たに観光課を設置し、新しい観光事業の充実を図る方針であり、今明年度のうちに次の事業を行う予定である。①上田公園の整備=何といっても上田市の観光は上田公園が中心なので、三千万円をかけ市民憩いの場として観光誘客の施設として、歴史ある上田城に相応しい各種施設の復元を進め、その面目を一新して魅力ある講演に整備する。②観光会館建設事業=六千万円で鉄筋二階建、一千平方㍍の観光会館を、図書館を移転した跡に建設し、上田市の諸物産の宣伝と観光客の誘致に努める。③市民健康の森=二億円を投じ、鷲場開拓地に…
▼丸子市制の促進に=依田窪振興会設立を計画
依田窪を一丸として市制を施行する問題は、中心となる丸子町はもちろん長門、和田、武石も一般住民は乗り気で、遅くも来年四月一日からは市制に移行したい意気込みで、依田窪振興会を組織し、市制施行促進運動を起こすことになった。今年三月の法改正で、人口三万あって地区の三分の一が市街化しておれば市制を敷くことができることになったので、今年四月に人口二万五千の丸子町が、隣接の長門町と武石、和田の両村に呼びかけたのであった。当時は三か町村とも原則としては大賛成を唱えておりながら、町村当局の態度は極めて消極…
▼上田の納涼花火=八月一日千曲河畔で
上田商議所は交通観光委員会を開き、毎年行う納涼花火大会の開催について協議。今年も例年通り盛大に実施し、市民の目を楽しませることにした。開催期日は八月一日(土)とし、場所は千曲川上田橋上流約一〇〇㍍の河原(中州)と決めた。このあと新家上田交通専務から、真田線電車の廃止説が巷間の話題に上っているが、廃止と決定…
▼無料自動車練習場開設
上田市千曲町北側と国分の千曲川原に自動車、バイク、ガーデントラクターなどの無料練習場が出来上がり、近く開設することになった。これは上田署と上小交通安全協会が免許取得前と取得直後の未熟な運転者の練習用として設置、上田建設事務所がブルトーザーで整地作業に協力…