開かれた総会・交流会をテーマに―。東御市鞍掛の㈱唐沢農機サービス(唐澤健之社長)は8月28日、小諸市ステラホールで「第13期 全社会議」を公開で行った。同社の期末恒例の全社会議は今回で4回目。これまでは社員中心の集会としており、外部に公開して実施するのは初だ。
映像や音楽の演出で華やかに始まった会議では、冒頭に同社役員が「農業は農家の生活の糧で、人間が生きていくために必要。農業を強く下支えする使命感を持ち、誇りを持てる仕事をし、世の中に価値ある証を残すことを全うすべく前進していく」とあいさつ。
会議では主要部門の年間実績を公表し、来期計画や今後の中・長期の経営体制・展望などを公開。今期(第13期)の実績・来期計画の発表では、部門別に農機・ビーズクリエイト(インターネット事業)・ツチカウ(農業情報メディア)・ノウキナビ(農機具売買サイト)・経営推進部の5部門がスライドを使って発表した。
新品農機の販売や中古農機の売買・整備・修理を中心に、草刈り機のレンタル事業などを展開する農機部門では、今期売上げが前年比118㌫の成長で、来期の目標売上げ予算を1億8795万円とした。
担当者は「若いスタッフの視点から新しいことに挑戦することで、農機業界を変えていけると信じている」とし、「地域ナンバーワンを目指し、地域農業にとって必要な存在になるべく、スタッフ一人ひとりが自覚と自信を持って、日々の業務を行っていきたい」とした。
また同社のインターネット事業部門として、WEBサイト制作やその効果を高めるサイトコンサルタント、ロゴやパンフレットなど企業のブランド力を高める各種広告媒体の制作など行うビーズクリエイト部門では、今期売上げが前年比139㌫の成長で、来期の売り上げ目標は1億637万円とした。
担当者は「デザインとマーケティングで、お客様の成果を創造するというスタンスで活動している」とし、「部門の成長を視野に入れ、社員数を現在の7人から20人以上に拡大。社員を増やすことで案件に対する速度向上や、より広範な提案が行えるようにしていく」など、計画を伝えた。