第9回「全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」で、立科町立科小学校6年2組「TEAM SMAPPLS」が規定曲部門で、文部科学大臣賞(優勝)を獲得。9日には児童代表らが町庁舎を訪問し、両角正芳町長に喜びの報告をした。
同コンクールは、ダンスをクラス単位で発表する機会を設けることにより、体力向上や仲間同士の絆が深まることなどを目指したイベント。児童らは4年の時から総合的学習の時間などを使って練習を重ね、同年の時は全国大会に出場できたが及ばず、5年では予選敗退。そして6年生で、ついに最高賞を獲得した。
担任の野口教諭は「4年生の時、卒業していく6年生が全国で4位になったのを見て、ダンスをやりたいという声が上がり3年間続けてきた」とこれまでの経緯を紹介し、「コンクールが目的でなく、ダンスを通じて地域とつながっていくことを大切にしてきた」と報告する。
桂本真司校長は「いい思い出になり、自信につながったと思えてうれしい」と。文部科学大臣賞受賞という町内初の快挙に、両角町長は「町に明るく、元気な活力を与える大きな出来事」と喜び、「一人ひとりが力を合わせて達成できたことは大きな成果。これからの成長の糧として活躍を」と称えた。
規定曲は犬も食わねえよ、の『チャイム・リーブ』約2分。予選には例年、世界各国からも含め数多くのチームが参戦する。11月にケニア、インドネシアも含めて9校の全国大会出場校が決まった。全国大会は昨年12月26日にオンラインで開催され、児童らは学校に集まりみんなで見守ったという。
ダンスのリーダーを務めた荻原さんは、取材に「3年間の集大成として、みんなで心ひとつにして諦めずに優勝できてうれしい」と。副リーダーの武重さんは「みんなの気持ちを揃えるのが大変だった」とし、「学んだ団結力やダンスの表現力など、中学でも生かしていきたい」と話した。

