【義援金】「災害地の復興に使って」 本町成年会と二中生徒が届ける! 上田市

信州民報

災害地復興支援のために―。上田市本町で「本町祭」を開いた本町成年会(宮尾正明成年会会長)と、同町の二中生徒らは26日に義援金計約10万円を上田市へ届けた。同成年会の寄付は、東日本と栄村に震災の起きた平成23年から始まり、今回で8年目。二中生徒らの寄付は6年目となる。


同成年会は6月2日、中心商店街の裏通りにある繁華街・本町を知ってもらおうと、第14回「信州上田 本町祭」を開催。町内の飲食店が得意料理を並べた青空市場・フードブースなどに募金箱を設置し、来場者らから義援金を募った。また同町と鷹匠町から二中に通う生徒ら9人は、チャーハンや中華惣菜などを仕入れて販売した。


この日、宮尾会長と田部井登輝さん(3年)はじめ、二中生徒9人が市庁舎を訪問。宮尾会長は祭りの収益金と来場者からの募金を合わせ6万2766円を、田部井さんは売上げ金3万7000円を土屋陽一市長に手渡した。土屋市長は「震災復興に使わせてもらう」と応じ、支援の心を大切にする生徒らの思いを称えた。


祭りの日は晴天に恵まれ、2000人余が訪れて通りには人があふれ、物販は瞬く間に完売して大盛況に終わったという。田部井さんは、取材に「昨年より早く2時間で売り切れて楽しかった」とし、宮尾会長は「震災が続いている。義援金の募金も定着してきたので、支援を続けていきたい」と話していた。
 

▲義援金箱を手に、宮尾会長(中央左)と田部井さん(中央右)

[信州民報:2018年7月28日(土)]

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