立科町立立科中学校でこのほど、ウガンダ共和国中学との交流授業がWeb会議システムを通じて開催。この日は同中1年生55人が、ウガンダ共和国カプチョルワ県セベイカレッジ・テグレス中高等学校の中学生(主に15歳)と、英語で互いの学校や地域、文化について紹介し合い、質問し合って交流した。
立科町は、東京オリンピック・パラリンピックウガンダ共和国のホストタウンとして陸上競技・中長距離の選手団を受け入れる。そのため、子どもらの国際理解を進めるための学習が小・中学校で行われている。
この日、交流をサポートしたのは同町の地域おこし協力隊員(2019年10月~)の須藤佳奈さんで、須藤さんは2017年6月~2019年6月の2年間、JACA青年海外協力隊員としてウガンダ共和国に赴任、小学校教諭として活動した。
一方、ウガンダ共和国では現在、派遣中のJICA青年海外協力隊員・網代健人さんが同国の中学生をサポート。日本時間の午後3時、ウガンダ時間の午前9時から1時間弱、須藤さんと網代さんの進行で中学生同士が楽しく交流した。
立科中生徒はウガンダの国旗を振って交流をはじめ、ウガンダの中学生は「こんにちは」と日本語であいさつ。立科町は自然豊かな地であることやリンゴの産地、雪が降ってスキーを楽しめることなどを伝えた。交流は交互に質問し合う形で行い、「特徴的な食べ物」「人気のあるスポーツ」や、「学校で学ぶ科目」について聞き合った。

[信州民報:2020年2月28日(金)]

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