【東御市会】湯の丸で練習の大橋選手が金メダル2個市長「湯の丸は市創生への重要な資源」コロナ禍 市内事業者に緊急支援金など

信州民報

東御市議会9月定例会は8月30日開会し、市は令和2年度決算認定、令和3年度補正予算案、条例案、人事案など計17議案を提案した。会期は28日までの30日間。一般質問は7日(火)、8日(水)に行う。


市内の新型コロナウイルスワクチン接種について、花岡利夫市長は招集あいさつで市内の接種状況を説明。高齢者を含めた全体では8月25日現在、希望者の6割を超える人の2回目接種が済んでおり「希望者の接種は11月末までに完了するよう、最優先業務として取り組んでいく」とした。またワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の申請受付を7月26日から開始し、8月25日現在14件の申請があった。


令和3年度一般会計補正予算案は1億3693万3000円を増額し、総額157億6034万6000円にする。主な内容は、新型コロナウイルス感染警戒レベルが「5」の「特別警報Ⅱ」に引き上げられたことに伴い、打撃を受けている市内事業者に対する緊急支援金(600万円)。また警戒レベル引き下げを見据えて、速やかに市内飲食店の利用促進を図るため、市民に配布する「東御飲食店応援クーポン券」にかかる費用(3670万円)を計上。


他にも梅野記念絵画館の感染症対策に係る空調設備改修工事費(2940万円)、市民プール外トイレの外構改修工事費(1170万円)、土砂災害洪水ハザードマップ更新に係る費用(709万円余)、湯の丸高地トレーニング成果報告会開催に要する費用(270万円)などを増額したと説明した。湯の丸高原屋内運動施設事業特別会計補正予算では、個人版ふるさと寄付金からの繰入金の増額及び純繰越金の確定などに伴い、湯の丸高原施設基金への積立金を増額補正している。


花岡市長は「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」に触れ、「湯の丸高原スポーツ交流施設で練習を積んだ日本代表選手に期待が寄せられた」とし、オリンピックで日本競泳女子初となる個人種目2冠を達成した大橋悠依選手の快挙に触れ、「夢と感動をくれた。湯の丸でトレーニングを積んだ選手の活躍は、整備・運営に取り組んできた『GMOアスリーツパーク湯の丸』が地域貢献に果たす役割と、秘められた可能性を認識するとともに、今後の東御市創生への重要な資源であることを確信した」と伝えた。

▲招集あいさつする花岡市長

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