【青木村】五島慶太未来創造館で入館者1万人達成村長「子どもたちに夢を学んでほしい」来館者先着50人にマスクなど贈る! 

信州民報

青木村の五島慶太未来創造館(館長=沓掛英明教育長)入館者が10日、1万人を達成した。


同館は、東京急行電鉄の事実上創設者である同村殿戸出身の五島(旧姓小林)慶太氏を顕彰する施設。氏の生誕138年にあたる令和2年4月18日に開館したが、新型コロナのため休館。同年6月2日に一般公開を開始した。沓掛館長は「開館期間もまだ短く、この地域で1万人は見込みより早い」と喜ぶ。


1万人目は上田市仁古田の岩下力男さん(75)、純代(76)さん夫婦。渋沢栄一氏との関係を知りたくて、企画展を見に来館したという。記念品として村マスコットキャラクター「アオキノコちゃん」のぬいぐるみ、五島氏生家の焼け残った建材から作った限定キーホルダー、東急電鉄マスコット「のるるん」のぬいぐるみが贈られた。


北村政夫村長は「未来を見据え、都市を拓き、人を育てた五島氏。子どもたちに夢を学んでもらいたい。そして自分の未来を創造して語ってもらいたい」と。東急㈱執行役員・但馬英俊さんは「未来に向かって、子どもたちが羽ばたいてくれると嬉しい」と、共に同館設置の思いを語りながら1万人目を称える。


岩下さんは同村当郷出身で、「偶然とはいえ1万人の節目にびっくりしている」とし、取材に「中学のころに五島氏の伝記を読んで興味を持った。改めてすごい人だと思う」と。純代さんは東京都世田谷出身で「展示されている昭和39年当時の渋谷駅周辺のジオラマが懐かしくて、電車の好きな孫を連れて何回も来ている」と話した。


なお同館来館者の内訳は、村内9・2%、上小地区17・1%、県内8・7%、県外8・4%、東急グループOB・家族3・5%、住所記載なし49・2%となっている。


現在、企画展『渋沢栄一と五島慶太』が令和4年1月31日(月)まで開催中だ。時間は午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)。毎週月曜、年末年始は休館(祝日が月曜の場合は翌火曜が休館)。入館無料。なお1万人達成以後、来館者先着50人にアオキノコちゃんのオリジナルマスクと東急電鉄関連グッズがプレゼントされる。

▲(五島慶太翁から左へ)岩下力男さん、純代さん、北村村長、但馬・東急㈱執行役員
 


 

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