上田電鉄・別所線の早期復旧を願い署名活動を続ける、上田市自治会連合会(中村彰会長)、別所線電車存続期成同盟会(西島義一会長)、別所線みらい応援プロジェクト(宮島仁一代表)は23日、市庁舎を訪れて土屋陽一市長に署名活動の報告(1月22日現在)をした。
市自治会連合会と別所線電車存続期成同盟会は合同で、昨年12月1日から市内241自治会を対象に署名活動を展開し、4万3546人が署名。様々な団体が集まり独自に活動する別所線みらい応援プロジェクトは、昨年10月21日から活動し、ネットでの電子署名520人を含み1万552人の署名を集めた。
中村会長は「市及び市議会連携のもと、市民生活の重要な公共交通である別所線の早期復旧に向けて引き続きご尽力を」と話し、「市内全地域から熱い思いが寄せられた」と伝える。また西島会長は「全市的な活動ができて、多くの署名が集められた」とあいさつした。
さらに宮島代表は「電子署名には他府県からも寄せられた。ぜひ、みんなの思いを汲んで頑張ってほしい」と要請。土屋市長は計5万4098人からの署名に喜び、3団体の尽力に感謝して「国の補助を活用し、一刻も早い復旧に取り組む」と礼を述べた。
なお3団体はこの日、市議会の小林隆利議長と土屋勝浩副議長を訪ね、集まった署名について報告。小林議長は「市議会も前向きに取り組む」と伝えた。なお集まった署名は今後3団体で協議し、国(赤羽一嘉国土交通大臣)、阿部守一県知事にも報告する予定だという。
[信州民報:2020年1月25日(土)]
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