【上田市 】東京真田町の会が災害支援金贈る 台風19号後に「ふるさと」訪問

信州民報

上田市真田町出身者でつくる「東京真田町の会」(会員144人)の金子誠会長(埼玉県在住、真田町田中出身)、深町共榮副会長(市内真田町)は23日、台風19号災害の支援金として市へ72万円余を届けた。


同会は昭和63年、真田町発足30周年記念事業の一環として設立。関東地域の真田町出身者を会員とし、相互の親睦を図るとともに「ふるさと訪問」を行うなどして故郷との交流を深め、相互の発展に寄与することを目的に活動している。


同会は台風19号後の10月28日、29日、今年度の「ふるさと訪問」を実施。金子会長(80)は、「その際、ふるさと真田地域の惨状を目の当たりにし、また上田電鉄の赤い鉄橋の崩落など台風災害の現実を知り、何とかしなくてはと思い、会員全員に被害状況を知らせ、義援金を呼びかけた」と話す。募金には96人が応じ、総額72万7198円が集まった。


金子会長は目録を土屋陽一市長に手渡し、「会員の約67%が寄付してくれた。会員は郷土愛が強い。少しでも役に立ってもらえれば」とあいさつ。深町副会長((76)は「こんなに賛同してもらえるとは思わなかった」と喜ぶ。土屋市長は多額の支援金に感謝し、「貴重な支援金、大切に活用させていただく」と礼を述べた。

▲懇談する金子会長(写真右)と深町副会長
 

[信州民報:2020年1月25日(土)]

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