上田市は1日、市役所で臨時記者会見を開き、現在会期中の市議会9月定例会に追加提案する「飲食店等緊急支援事業」(1億2740万円)について説明した。
同事業は、上田圏域の新型コロナウイルス特別警報Ⅱの発出に伴い、県から「市内飲食店等の営業時間短縮」要請対象となる事業者へ協力金が支給されることにあわせ、休業・時短要請の対象外となる事業者に対して、市独自の交付金を支給するもの。
支給条件は、①市内に事業所を有する中小企業及び個人事業所のうち、飲食業(県休業・時短要請対象外の者。テイクアウト・デリバリー専門店は除く)、卸・小売業(恒常的に飲食店に納品する者)、酒類製造業、タクシー・運転代行業、その他恒常的に飲食店との取引のある事業者(おしぼり・割り箸などの消耗品)。②休業等要請期間以前から事業を営んでいたこと。③「新型コロナ対策推進宣言」をするなど、感染対策の徹底を図っていること。
支援金額は1事業者につき20万円(市内に複数の事業所を有する場合も1回限り)。市では、県の協力金の支給対象外飲食業者では約260件の支援を想定し、その他の対象事業者を合わせ637件分の補正予算を計上。
また同補正予算(議案第79号)の追加提案を行うため、市議会定例会一般質問の日程が3日間(6、7、8日)から2日間(6、7日)になるなど変更となる。当初の予定で本会議(一般質問)としていた6日(月)は同議案の趣旨説明、議案質疑、議案付託、委員長報告、質疑、討論、採決を実施。本会議休憩中に産業水道委員会を行い、同委員会終了後に本会議(一般質問)を行う。
また本会議(一般質問)を予定していた7日(火)、8日(水)も変更し、7日は本会議(一般質問、議案質疑、議案付託)とし、8日は休会となる。
なお臨時市長記者会見では「上田市民総力による感染拡大防止強化期間」(12日まで)についても発表=本紙既報=。同期間の感染対策の取り組みとして3日朝には、土屋陽一市長が上田駅お城口で新型コロナウイルス感染予防の街頭啓発活動を行った。
写真、臨時市長記者会見の様子。
