【新型コロナ】上田広域圏は「感染警戒レベル4」に 上田市は15日まで広報車で呼びかけ

信州民報

上田広域圏(上田市、東御市、長和町、青木村)に「新型コロナウイルス特別警報Ⅰ」が発出され、県の感染警戒レベルが「4」に引き上げられたことを受けて12日、上田市は記者会見で対応を発表した。

上田市内の感染者数は11日現在153人、上田保健所管内(上田広域圏)は191人。上田広域圏の新規陽性者は5日から11日の1週間で48件、人口10万人当たり25人と非常に高い。土屋陽一市長は「感染が途切れずに増えつつある状況。感染対策を強化し、早期に終息を図っていかなければならない」と述べた。

市では、「高齢者や基礎疾患のある人への感染リスクの高い行動の自粛」「感染拡大地域への不要不急の訪問の自粛」「会食における基本的な感染防止対策の徹底」「飲食店などにおける感染拡大予防ガイドラインの遵守」「職場での感染防止対策の徹底」など協力を要請するとし、12日~15日まで広報車で感染拡大防止を呼びかける。

レベル4の時点で公共施設の使用停止はないが、社会体育などによる学校開放については中止。高齢者が多く使う施設などに関しては、時間や人数の制限などを考える。市主催の会議などについては感染予防対策を講じて開催するが、不要不急かどうかを改めて検討。小・中学校、幼・保育園に関しては、感染警戒レベル引き上げに伴う休校・休園措置は取らないとした。

なお市教育委員会はこの日、9日に陽性が確認された生徒(7、8の2日間出席)の在籍する市内1中学校を12日に臨時休校したと公表。上田保健所の疫学調査の結果、13日は再開している。

▲広報車で感染拡大防止を呼びかけている


 

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