上田市初のクラフトビール醸造「天神麦酒醸造プロジェクト」(石井侑馬代表)が準備を進めてきた=本紙既報=、上田市天神(旧ニューパール通り)の店舗併用型マイクロブルワリー(小規模ビール醸造所)『天神BREWERY』が6日(土)午前11時、オープンする。
このほど、2日間にわたり内覧会を実施。1階に醸造スペース・飲食スペース、2階に多目的ホールを備えた洒落た空間『賑わい創出の拠点』を紹介した。
ブルワリーは「ブリューパブ」のスタイルとし、醸造タンクを見ながら飲食が楽しめる。醸造タンクは300㍑×3本があり、「まずは3種の地ビール(発泡酒)を提供していく」とのこと。カウンターには7つのタップを備えており、近い将来7種を提供する予定だ。料理も充実。昼はホットドッグとバゲットサンド、夜はピザとアヒージョなどを提供していく。
「地産地消」「資源の再利用」をコンセプトに飲食を展開し、ビール造りで生じるモルトを使ったパン、ビール酵母を再利用したピザ生地、香り高いホップを使ったホップオイルを入れたアヒージョなど、地元産食材と共に環境にやさしく美味しい料理を提供する。
スタイリッシュなインテリアは、実は2019豪雨災害の被災木を使用して手作りしたもの。テーブル、イス、カウンターなどが地域の自然と歴史を伝える。プロジェクトは地域間交流を重視し、内覧会には静岡市役所から職員が来て清水区のマグロの刺身・鍋を振る舞い、12月4、5日に開催する『清水マグロ博』(会場・清水駅東口広場など)をPRした。
「上田らしさを伝えると共に地域間交流も進め、出会いの拠点にしていきたい」とする。オープン後の営業時間は午前11時30分~午後2時・午後5時30分~11時、月曜定休。