スターバックスコーヒージャパン㈱(本社・東京都品川区)は県内への出店15周年を記念して27日、県内20店舗で地域限定の寄付プログラム「Book Meets Smile」を開始した。
同プログラムは、店舗利用者などから不要になった本の提供を募り、集った本を上田市の㈱バリューブックスが査定・買い取りを実施。買い取り額の全額を、市内で障がい者福祉支援を行う「NPO法人リベルテ」に寄付する取り組みだ。
寄付金は、リベルテの利用者らが表現・創作活動する際の画材購入に活用されるという。また同プログラムには、バリューブックスのほかにも「長野県を盛り上げ、地域で活動する仲間をサポートしたい」というプログラムの趣旨に賛同した、「ReBuilding Center JAPAN」「藤原印刷㈱」「lula design」など、県内企業も協力している。
県内各店舗には、県内の古材を活用した古本回収ボックスが設置されているほか、廃インクを有効活用して印刷されたプログラム紹介リーフレットも設置されている。古本回収の受付は9月30日(日)までで、店舗設置の回収ボックスのほか集荷を手配し、自宅から本を送ることもできる。
スターバックス広報担当者は「長野県に出店して15周年を迎えたが、お客様から多くの力をいただいた。地域に恩返ししたい」と、本取り組みに込めた思いを語った。
上田地域では、イオン上田店及びアリオ上田店に古本の回収ボックスが設置されている。

[信州民報:2018年6月28日(木)]

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