【上田市】キッズダンス・フロントラインで県内初井上愛斗さん(中3)ファイナリストにあす「グランドチャンピオン大会」出場 

信州民報

キッズダンスの最前線「フロントライン」で、県内初のファイナリストが誕生した。ヒップホップダンスに励む上田市の中学3年生・井上愛斗(まなと)さん(15)はこのほど、中学生以下のダンスバトル「フロントライン甲信越大会」(11月7日、新潟で開催)のソロバトル部門で優勝。あす4日(土)、大阪で行われるグランドチャンピオン大会に、ファイナリスト11人の1人として挑む。


井上さんは小学校入学前にテレビを見て「カッコいい、やりたい」と、自らダンスの道へ。小3から上田市上田原のダンス教室「CROSS MOTION」へ通い、本格的にダンスに取り組み、「将来はダンスインストラクターになりたい」と、ダンスの道をまい進している。


小6から大会に出場するようになるが、これまでの成績はベスト4止まりだったとのこと。11月4日に行われた「フロントライン甲信越大会」も「勝利を目指していたわけではない」と言い、「優勝は驚いた。優勝パネルが贈られてきてから実感がわき、認められた証だと思った」と話す。そして「勝つことより、ダンスを〟音〝で表現したいと楽しみながらやるようになってから、モチベーションが上がってきた」と語った。


8年前に「故郷・上田の活性化のために」と、CROSS MOTIONを立ち上げた平林潤代表は「小さいことからダンスに対する熱量があった。チームダンスを経てソロとなり、自分自身で〟個性〝を生み出せるようになっている。努力の結果をファイナリスト選出という形で持ち帰って来てくれ、教室の講師全員が喜んでいる」と井上さんを称え、「ブレイクダンスがパリ五輪の種目になりダンスへの関心が高まると思うが、ダンスで上田を盛り上げるためにも愛斗くんの活躍は励みになる」と語る。


ダンスが盛んな大阪での大会に向けて、井上さんは「本場の雰囲気を楽しんできたい。そして『長野の愛斗すごかった』と言ってもらえるように頑張りたい」と目を輝かせた。父・裕貴さんは「愛斗が一生懸命取り組む姿を見て、私もダンスが好きになった。上田でダンスに挑戦している子どもがいることを知っていただければ嬉しいし、他のスポーツと同様にダンスというジャンルが発展していくことを願う」と話した。

▲優勝パネルを手に井上愛斗さん(写真左)と、支え・応援する平林代表(写真右)
▲ 愛斗さんのレッスン受講時の様子(平林さん提供)

関連記事一覧

特集記事

TOP