【上田市】生島足島神社「御柱の根切り」行う樹齢150年・高さ25㍍・長さ17㍍来年3月には「山出し」 

信州民報

上田市下之郷の生島足島神社は5日、令和4年御柱大祭の御柱の「根切り(伐採)」を市内東山の市有林、富士山地籍で行った。同社では本年9月に御柱4本を本決定している。


世話人、木遣り衆ら約50人が見守る中、上ノ宮一之柱になる赤松の前で池内宣裕斎主が神事「御柱木本祭(きのもとさい)」を斎行。木遣り衆が淵田昌令・木遣り長の音頭に合わせ御柱を曳く掛け声を上げ、白装束の根切り者2人が赤松に斧を3回、法被姿の建方棟梁3人がノコギリを当てた。


根切りされた御柱は樹齢約150年、目通り幹周約2㍍、高さ約25㍍。生島足島神社の御柱に使われる柱の長さは諏訪の御柱より5寸ほど長く、5丈5尺5寸(約17㍍)という。大祭委員長の松澤繁樹氏子総代長は「いよいよ御柱で気の引き締まる思い。コロナが心配だが、皆さんの力で無事奉建したい」と話した。


以後、年が明けて2月には氏子らが寄って曳き綱を作る「綱縒り」、3月には御柱を山から御旅所(おたびしょ)まで曳く「山出し」。本大祭前日が「宵宮」、4月17日(日)「本大祭」には御柱を御本社まで運ぶ「里曳き」と武者行列などで祭りは最高潮に。翌18日(月)が「奉建祭」で御柱が社殿の四隅に建てられる。


神事は次の各氏(敬称略)。▽根切り者=尾美良一(30、信州上小森林組合)、増田博丈(41、同)。▽建方棟梁=伊藤信豊(伊藤建築、下之郷)、岩本将(㈱林工務店、古安曽)、竹内稔(窪田建設㈱、古安曽)。

▲根切り者による斧あて神事
▲山道で神事を行う
 

 

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