「待合室にごみは放置
しないで!」
上田東ロータリークラブ(小田中譲会長、56人)は5日、台風19号で被害を受けた上田電鉄別所線支援事業の一環として、別所線上田駅と待合室に「つるし飾り」を飾った。
同ロータリークラブは別所線応援・支援事業として、上田駅待合室の整備に取り組んでいる。これまでに電源の回復工事を行いエアコンが使えるようにし、代行バス発着の確認ができるようモニター整備も実施。さらに「待合室に季節の飾りをして盛り上げる」とし、クリスマスには花を、新年には繭玉の飾りつけをした。
今回は「桃の節句」に合わせ、別所温泉つるし飾りの会(滝沢まつえ代表、21人)の協力を得て「つるし飾り」を設置。この日は約10人の会員が作業に参加し、切符売り場前は10飾りで華やかに彩り、また待合室内にも3飾りをつるした。
別所温泉つるし飾りの会・滝沢代表らは、「復興のお手伝いができるならと思い、これまで作り溜めてきたものから駅に合うものを選んで持ってきた」と話し、ロータリークラブ員は心を込めて製作した作品に感心し、「風情があり、癒し効果がある」と協力への感謝を口にした。
ただ「待合室にごみを放置する人がいて残念。きれいな飾り付けを見て、そのような行為が無くなることを期待する」とも語る。なお同ロータリークラブは1月22日、理事会で「台風19号支援特別委員会」(箕輪佳明委員長)の設置を承認。今飾り付けは同委員会を中心に実施したもので、今後の飾り付け事業については「各種団体や志ある人と協力し、季節や伝統行事(端午の節句や七夕など)に合わせ、行っていきたい」とした。


[信州民報:2020年2月11日(火)]

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