【上田市】新型コロナウイルスワクチン接種計画発表64歳以下の接種7月中旬~11月下旬 予定  

上田市は24日、新型コロナウイルスワクチン接種計画について発表。65歳以上の接種は5月10日から始まり、すでに半数の人が1回目の接種を終えて「計画通り進むと7月末までに、希望者は概ね2回の接種は終わる」とし、「今後、64歳以下の接種に移行していく」と伝えた。


64歳以下のワクチン接種計画では、国の優先順位にあわせて基礎疾患を持つ人、高齢者施設などの従事者を対象に接種を行っていくと発表。また市独自の優先接種も計画し、居宅サービス事業所や訪問サービス事業所などの従事者、子どもたちへの感染を防ぐ観点から保育園・幼稚園や小・中学校の職員、緊急時に市民の生命と財産を守る警察官、集団接種会場に従事する市職員や公共交通・運輸関係者を優先的に接種していくとした。予定接種時期は7月中旬から8月下旬。


市はその後、一般(12歳~64歳)への通常接種を行い、8月上旬から11月下旬までに希望者全員の2回接種を終えられるよう、体制を整えていきたいとする。


市職員の職域接種に関して、市は「23日に国に申請した。しかし国も申し込みが殺到し、精査しなければいけないとして、正式な通知は未定」とした。計画では市立産婦人科病院で、市職員約1300人に接種する計画だという。市では市職員の接種については「市民と接する多くの機会があり、接種は必要と判断した」とする


なお市は64歳以下のワクチン接種について、接種券を6月下旬から7月中旬にかけて、年代順に発送。集団接種会場は5カ所を予定(調整中)し、予約状況では臨時の会場も検討する。また個別接種会場は約55医療機関と調整中だという。

上田市
市議会6月定例会に追加提案
新型コロナワクチン接種事業

上田市の土屋陽一市長は24日、6月定例市議会に追加する補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金で5682万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業で2億9070万7000円、計3億4752万7000円を計上する。28日の市議会6月定例会最終日に提案する。


新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金は、新型コロナの影響が長期化するなか総合支援資金の再貸付が終了し、追加の貸付を受けられない世帯などへの生活を支援するため、一定の要件を満たす生活困窮者に対して支給するもの。


支給額は世帯の人数により異なり、3カ月で最大30万円。市では福祉課を相談窓口とし、7月上旬から8月末まで申請を受け付ける。また「支給決定後も、関係機関と共に対象世帯の経済的自立に向け、再就職への支援や社会保障制度の活用などの支援を継続的に実施していく」とした。


また64歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種が開始されることから、ワクチン接種体制確保事業でワクチン接種の加速化を図るため必要な体制を整備。コールセンター業務や会場設営など、ワクチン接種に係る経費を計上したと説明した。

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