愛称は「うえだオレンジベスト見守り隊」―。上田市少年補導委員会(宮下幸良会長)は同会の愛称、のぼり旗の図案を決定。13日、市内サントミューゼ小ホールで開かれた同会総会の席で発表した。
補導委員の活動は1968年に始まり、53年になる。現在は学校関係者も含む市内25地区の約180人が40ほどの班を組みほぼ毎日、各地で巡回して子どもらの見守り活動を続ける。愛称設定のきっかけは「補導」という名称が、活動の実態にあっていないという声が多数上がっていたことによる。
委員会の名称募集は昨年から開始したが、急な変更は難しいことから、愛称として3月の理事会で決定した。のぼり旗は20本作成し、オレンジの太陽の光の中に愛称が記され、下には「上田市少年補導委員」の帽子をかぶったフクロウが…。総会前に壇上で、同会理事らがオレンジのベストを身に着け、のぼり旗を振ってお披露目した。
同会では太陽のオレンジの光りは誰にでも平等に届き、私たちを暖め、あらゆる植物を成長させる。またロウソクのオレンジの光りは温かさや希望を感じさせることから、子どもらをいつも温かく見守り、子どもたちの生きる力を信じている―という願いを込めたという。
宮下会長は、取材に「補導委員会といっても補導するわけではなく、声掛けや見守り」とし、「愛称をつけた方が、みんなに活動が分かってもらいやすい。オレンジのベストは目立つので、親しみをもって気軽に声をかけてほしい」と話した。


