上田市別所温泉の南條旅館はこのほど、ロビーを「コワーキングスペース」とした。一般に開放し、31日(火)までキャンペーンを実施中だ。
大正12年に創業し、別所温泉の老舗旅館として多くの人に愛され、親しまれてきた同旅館。昨年4月にロビーと食事処をリニューアルし、和風旅館の良さとシック&モダンを融合させ、名称を『旅の宿南條』から創業当時の『南條旅館』に戻した。
ジャズが流れるシックな雰囲気のロビーは同館利用者だけでなく、同館を訪問する業者にも好評であることから、鈴木隼人支配人は「ロビーを有効活用し、様々なニーズに応えていこう」と計画。市街地で進む『コワーキング』に着目し、「温泉地にあれば、仕事とリフレッシュの両方ができる。魅力のある場所になるのではないか」と、新たなサービスに取り組む。
ロビーはイス席、ソファー席、少人数で囲めるテーブル席など好みで選べる多様な席に、Wi―Fi・電源が完備され、書籍も色々あり落ち着いた空間となっている。
「仕事だけでなく勉強に使いたい、ちょっとゆったり本を読みたいという人もどうぞ。少人数の集まりもできるので、ご相談ください」と支配人。「『温泉も入れるし、行ってみようか』と、別所温泉に足を運ばなかった人たちが利用することで別所線の利用が増え、さらに温泉内の飲食店や外湯の利用も増える。別所温泉を元気にするための、一つの新たな動きになることを期待している」と話す。
利用可能時間は午前10時~午後8時。料金は1時間300円、3時間500円、6時間1000円。10時間3000円。コーヒー・紅茶1杯100円。温泉入浴可・500円(貸し出しバスタオル100円、フェイスタオル50円)。
なおキャンペーン実施中に、利用感想をGoogleページの口コミへ投稿すると、3時間500円分無料。問い合わせは38―2800へ。
[信州民報:2020年3月6日(金)]
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