東御市の「火のアートフェスティバル2021」(10月8日~10日開催予定、今年29回目)関連イベントとしてこのほど、祢津保育園で陶芸教室を開催。年長園児ら約30人が、粘土で壁飾り作りに取り組んだ。
壁飾りは火のアートフェスタ期間中に、市内芸術むら公園の登り窯で焼成するもの。学校陶芸教室は市内の幼・保育園、小学校、中学校の園児・児童・生徒らを対象に行い、子どもらの作品500点以上を制作。一般の陶芸教室も開催し、その作品も焼成する予定だ。
市文化・スポーツ振興課・花岡崚哉さんは「北御牧は昔から陶芸文化があり、その名残の登り窯がある。火のアートフェスタは登り窯で三日三晩作品を焼成し、文化を感じてもらえる圧巻のイベント」と紹介する。また「陶芸教室では子どもの時から地域の文化に触れて、大事にしてもらうとともに文化芸術を身近なものに感じてほしい」と話した。
この日は、市内の陶芸グループ「べと」のメンバーが講師となり手本を示すと、子どもらは球状の粘土を潰して薄い円盤状の壁飾りの形を作る。「けっこう固い」と一生懸命に体重をかけて粘土を潰しながら、「楽しい」とみな笑顔だ。その後、名前や自由に絵を描いて壁飾りを完成させた。制作した作品は今後、乾燥・素焼きなど行ってフェスタ当日は本焼成を行う。

