東御市で初看護小規模多機能型居宅介護施設緑風会が『ホーミーハウス』開設

信州民報

東御市の医療法人緑風会が市内にオープンした、訪問や通所、宿泊などを行う看護小規模多機能型居宅介護施設『ホーミーハウス』が注目されている。医療ニーズの高い人が在宅で生活できるように支援する、市内では初の施設だ。


看護小規模多機能型居宅介護施設(通称=カンタキ)は、訪問・通い・泊りを組み合わせ、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるようにする。利用者の選択に応じて施設への「通い」を中心として、短期間の「泊り」や利用者の自宅への「訪問(介護)」に加え、看護師などによる「訪問(看護)」も組み合わせることで、家庭的な環境と地域住民との交流のもと、介護と看護の一体的なサービス提供を受けることができる。


具体的にはメンバー制で24時間、365日利用可能で、通い・訪問・泊りのサービスを組み合わせて使える。2階建ての建物の1階には居間・食堂、機能訓練室、洗面所、バリアフリートイレ、パントリー、浴室、寝たきりになった時の浴室、リハビリ室などがある。


そして2階には6宿泊室、ホール、ギャラリー、ラウンジなどがあり、宿泊室の1部屋のベッドの下には、寝ていると体重、脈、呼吸が計測できるセンサー「見守りライフ」を設置した。担当業者の㈱デンセン・ライフソリューション営業本部・介護福祉サポート事業部の山田光徳さんは「利用者さんの転倒リスクを防げるのが利点」とし、「インターネットに接続でき、家族が見たり知ることができる」と話す。


同施設ホーミーハウスの管理者で看護師・介護支援専門員の土屋三代子さんは「利用者さんがやりたいことをできるように、お手伝いさせていただく」とし、「地域の人に安心して生活できる支援をしていきたい」と語った。利用できる人は、東御市内の人で要介護1~要介護5の人。医療的処置が必要な人(透析、インスリン注射、吸引、呼吸器など)も可能という。問い合わせはホーミーハウス℡61―0008へ。

▲オープンした『ホーミーハウス』外観
▲宿泊室(1部屋)に設置した「見守りライフ」で計測。(写真は)山田さん
▲ラウンジ

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