坂城町南条金井地区で7日、町南条産業団地造成工事と町道A09号線道路改良工事起工式を挙行し、町や土地開発公社など関係機関が参加した。
山村弘町長は経緯を説明後、「多数の町内企業が新たな工業用地の必要性を示したことから、検討を重ねテクノさかき工業団地西側に新たな産業団地を整備することにした」とし、「令和2年5月の説明会で事業の承諾・合意を得た。県からは今年5月27日付で許可を得て、全ての手続きが完了したことから工事に着手することになった」と伝える。
同産業団地に隣接する町道A09号線の道路改良(幅員拡幅)工事については、「国道18号バイパスとしなの鉄道テクノさかき駅、上信越自動車道坂城IC方面を結ぶ基幹路線本道路が完成すると、地域道路として交流量、交通体系、物流ネットワーク機能が高められ、町内全域への波及効果が期待される」とした。
なお町南条産業団地造成工事の概要は、造成区域面積3万6214平方㍍(2区画および緑地1区画)で、工期は令和3年6月14日~令和4年2月28日、総事業費は約8億円。設計・施工監理は㈱みすず綜合コンサルタント、施工は高木・笠井特定建設工事共同企業体。
町道A09号線道路改良工事は全長550㍍、幅員9・25㍍(片側歩道2.5㍍)、工期は令和3年6月18日~令和4年3月25日。総事業費は約2億4千万円。設計は㈱みすず綜合コンサルタント、施工監理は(公財)長野県建設技術センター、施工は日拓・関口建設共同企業体。
この日は起工式に先立ち、請負業者主催の安全祈願祭を実施。また起工式では工事関係者があいさつし、太田寛副知事と齋藤充千曲川河川事務所長が祝辞を述べた。


