【50年前】廃止に向う農薬の空散 上田は全市で中止 郡下町村も同一歩調か

50年前記事

信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6614號

▼廃止に向う農薬の空散 上田は全市で中止 郡下町村も同一歩調か

 上田市は今年からヘリコプターによる農薬の空中散布をやめることに決め、個々の農家にその趣旨の徹底をはかっている。上田市ではさきに、技術員会議や空散協議会などで、このところ害虫の発生は少ないこと、薬害が社会問題となりつつあること、家屋が水田地帯にも建築されてきていること、それに減反によって散布面積が減るので散布代金が高上りになることなどをあげて、昨年まで実施してきた六月の空散をとり止めることに決めた。新市域に入った塩田地区でも、旧市域と同一歩調をとることを決めたので、上田市は全市にわたって中止となった。したがって、空散のかわりに…

▼上田消防署の改築=五か年計画の一環として

上田市は四十六年度に、消防署を鉄筋コンクリートで建て替えする計画であるが、着工は早くても今秋ごろとなり、完成は来春となるもようである。四十六年度は上田市にとって、旧五か年計画の最終年度に当たるが、この最終年度の事業計画のなかに上田市消防施設近代化の一環の一つにあげられている、消防署庁舎を一億円で改築する計画が含まれている。しかし四十六年の頭初に市長選挙が行われることになっている関係上、新市長の手でこの計画を実行してもらう方針から新年度当初予算には計上しないで六月定例議会で内付けする際…

▼三割が不合格に=配給米の検査結果

上小地方事務所、食糧事務所上田支所が配給米の質の向上をねらいに、このほど上田合同庁舎で市販されている配給精米検討会を開いた。市内の食糧販売店の店頭から抜き打ち的に六〇点(一点五〇㌘)の米を集め▽精米の適・不適▽ヌカのつき具合などを市町村の主婦、配給担当者、卸売業者など五十余人が見守る中でそれぞれ皿に盛って見…

▼製品の検査施設=丸子の業者共同で造る

丸子町工業談話会では、町内の各工場で生産される製品を検査する施設をつくり、共同で利用する計測機械共同利用施設組合の設立計画を進めている。この共同施設には約二千万円ほどを投じて顕微鏡や硬度計をはじめとするあらゆる製品検査施設を整えておき、組合に…

関連記事一覧

特集記事

TOP