【50年前】中卒生の就職選考終わる 県外就職三人のみ 大工や看護婦ふえ、紡績ゼロ

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信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6609號

▼中卒生の就職選考終わる 県外就職三人のみ 大工や看護婦ふえ、紡績ゼロ

今春、中学を卒業して就職する生徒たちの就職選考がほぼ終わった。上田職安管内の今年の就職希望者は男女あわせて約二百人だが、現時点で男子七十六人、女子百十人の就職が決定している。今後、高校の全日制から定時制にまわる生徒も予想されるので、これらの生徒が就職にまわると最終的には男子八十五人、女子百二十人程度になるとみられている。これら就職決定者の勤労先は、ほとんどが県内企業で、県外はたった三人だけ。十年ほど以前には愛知県など関西方面の紡績に大量に就職した例を考えると、大きなかわり様だ。これは一番には、県内外の賃金格差がほとんどなくな…

▼今年度分は80%に=上田の下水工事急ピッチ

上田市の下水道工事は着々と進み、現在今年度分の約八〇%までに進渉している。これまでに配管の終わった所は松尾町、原町通りの東側、末広町、丸堀などで、海野町通りが約八〇%、秋和が九〇%、南天神町が五〇%方終わり、現在錦町、紺屋町などに取りかかっている。施行業者は五業者。一方、排水を処理する終末下水処理場も上田市諏訪形のし尿処理場隣接地に、東京の日立プラント株式会社が五千六百万円で請負い工事が進んでおり、四十六年度末には簡易処理ができるようになるのでそれまでに配管が終わった地域は下水道が利用…

▼農協は年利六・一%=一年半定期貯金が発足

上田市農協など上小地方の各農協も、銀行など金融機関と歩調をあわせ、二月一日から一年半定期貯金制度をスタートさせた。この貯金は農協、銀行、相互銀行、信用金庫など一般金融機関で取り扱うもので利率は年六%であるが農協の場合は銀行、相互銀行などより〇・一%高い年六・一%である。農協では…

▼でたらめな値段=羊かんを県食試が摘発

カラーテレビの二重価格問題など「適正価格」が問題になっているが、県食品工業試験場では「羊かん」の調査をしたところ一〇〇㌘当たり小売価格が三十円から百五十円と、全くでたらめであることがわかった。しかも中には包装ばかり大きくて中身はほんの少しというものもあり、全体に対する包装材料の…

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