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【上田市】 UCVが『信濃國小縣郡年表』再復刻! 上小郷土研究会と協働 3年かけて完成 上田市へ10冊贈る  

上田市の㈱上田ケーブルビジョン(UCV、母袋卓郎社長)はこのほど、幕末から明治にかけての地域の文人・上野尚志(たかもと)の著した『信濃國小縣郡年表』を再復刻。5日、土屋陽一市長を表敬訪問し、市へ贈呈した。


同著は上野(文化8~明治17年)が幕末から明治初期にかけ、上田・小県地方の歴史・文化などに関する事項を編年史的にまとめ、明治17年に完成した遺稿。昭和14年に和綴本6冊に書き写され、24年に印刷刊行。さらに54年に復刻版が刊行されている。


歴史を学ぶ者にとっては上小郷土史の原点とも言うべき貴重な資料だが、復刻版が入手困難なことから同社が「45周年事業」の一環として、上小郷土研究会(川上元会長)と協働で再復刻版を刊行。誤字・脱字など約600カ所を修正している。


この日は母袋社長、川上会長ら8人が来庁。母袋社長は「始めてから3年の月日が流れてようやく完成した。歴史を研究することで地域が知れる。市も有効に活用してほしい」と再復刻版10冊を寄贈。川上会長はこれまでの経過を説明し、修正を記録した『再復刻版校正の記録』を「今後の研究のために」と手渡した。


再復刻版『信濃國小縣郡年表』はA4判、230㌻、上製本。写真などで新たに資料を追加し、これまで本の中に挟まれていた地図や合戦図などは別に袋とじとし、見やすくした。500冊を印刷。平安堂上田店で取り扱っており、価格2500円(税別)。寄贈された年表は各図書館に置かれる予定。


また同社では再復刻版刊行を記念し、編集作業に携わった上小郷土研究会会員らを講師として、『信濃國小縣郡年表』の内容に触れながら最新の研究成果を発表する講座を、10月から13回の予定で開催する。場所は上田情報ライブラリー。受講無料。問い合わせは℡23―1600(上田ケーブルビジョン)。

▲再復刻版『信濃國小縣郡年表』
▲『信濃國小縣郡年表』を再復刻した研究陣ら

[信州民報:2018年7月6日(金)]

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