国土交通省関東地方整備局・長野国道事務所と東御市は17日、令和元年の台風19号で被災した、東御市道「白鳥神社線」(海野宿橋)損壊箇所の復旧が完了し、3月1日(火)午後3時ごろに開通すると発表した。
市道「白鳥神社線」(海野宿橋)は、市内本海野地域の約0.5㌔㍍区間で令和元年10月12日、台風19号による千曲川の護岸崩落で、しなの鉄道をまたぐ海野宿橋の流出や道路崩落が発生。国が千曲川の堤防と併せ、道路復旧工事を進めてきた。
同年11月1日から、白鳥神社線について直轄権限代行による災害復旧事業を進め、同年11月15日にはしなの鉄道(上田駅~田中駅間)の運行も再開している。なおこの3月1日は、悪天候などにより開通時間が変更となる場合もある。
18日に開会した東御市議会3月定例会の施政方針で、花岡利夫市長は台風19号被害からの復旧・復興に触れ、懸案であった海野宿橋の復旧について「(国交省からのプレスリリースで)3月1日に開通するとのこと。これを機に海野宿をはじめ、市の新たな歴史が始まると期待している」とし、「今後も、市民が安心して安全に暮らせる強靭なまちづくりのため、これまでの経験を糧に『災害対応力』や『地域防災力』の向上に努めていく」とした。