【上田署】 交通栄誉章・優良事業所へ表彰状を伝達 交通安全優良事業所に東郷堂が選ばれる 交通栄誉章は星野さんと金井さんが受章

信州民報

上田警察署(浅川博章署長)で2日、管内の交通栄誉章・優良事業所受章者への表彰状伝達式を行った。授章式はこのほど、東京で開催予定だったが新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、上田署で浅川署長が受章者らに伝達したもの。

今回は、交通栄誉章緑十字銀章を星野義政さん(東御市和)、金井善男さん(上田市下武石)の2人が受章し、交通安全優良事業所には上田市材木町の㈲東郷堂(鈴木芳朋社長)が選ばれた。

星野さんは現在、上田交通安全協会副会長でこれまでに、同安協の東御部会長や和支会長などを歴任。受章には「まさかいただくとは思わなかった。一緒にやっている皆さんや関係機関全員の代表でいただいた」と話す。また「交通死亡事故の現場視察に行った時に感じた、『何でこんなところで事故が起きたのか』という想いが頭の中に残っている。どういう対策をとるかが課題」と、活動を振り返った。

金井さんは現在、依田窪交通安全協会監事でこれまでに、同安協の副会長や武石支部長などを歴任。受章には「交通安全は地味な活動で皆さんの協力がなければできない。栄誉ある受章に驚いている」とし、「一緒にやってきた皆さんに感謝したい」と話す。また「国道に関しては、どこの人が通るかわからない。武石の場合は夏の期間の観光客は道に慣れない人たちが通るので、そんな時は特に気をつけていた」と、活動を振り返った。

また団体で安全協会が表彰する最高章の交通安全優良事業所を受章した東郷堂は、毎朝300人以上が配達業務を行っているという。

鈴木社長は「お客様のお宅の軒先近くまで車やバイクで行かせていただくことが多いので、特に歩行者や運転中に事故やケガの無いよう配達することに地道に取り組んでいる」とし、「安全運転の意識・技術を高め、地域のみな様にも知っていただき、それが私たちの交通安全意識の高まりにつながるという、好循環を生む過程で評価していただいたと有り難く思う」とし、「安全・安心に向かって、一日一日を積み重ねていきたい」と話した。

また同社は上田駅前のタペストリー設置や新聞での情報発信を通じ、犯罪抑止に貢献したとして上田署から防犯功労の感謝状も贈られた。

sさ▲▲受章者と安協、警察の関係者ら
▲浅川署長から東郷堂・鈴木社長に表彰状が伝達された

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