【東御市】そば処で『信州黄金シャモ料理』提供!「冷やしぶっかけ蕎麦おいしい」と人気地域おこし協力隊が商品化へ提案し実現 

信州民報

東御市加沢の信州そば処「ふるさとの草笛」は8月から、メニューに県産の信州黄金シャモを使った料理『信州黄金シャモの冷やしぶっかけ蕎麦』(税込み1350円)を提供。地域の新たな〟グルメ〝として売り出し、人気を集めている。なお当面は、土・日曜のみの限定メニューという。


県では新しい信州ブランド食材として地鶏の開発に取り組み、新品種の地鶏「信州黄金シャモ」が誕生。父鶏が「シャモ」で母鶏は「名古屋種」を用い、黄金に輝く色から料理研究家・服部幸應さんが「信州黄金シャモ」と命名した。


6月、東御市の地域おこし協力隊・平井義一さんが「地鶏を使った蕎麦を売り出したい」と、ふるさとの草笛に提案。同店の佐々木啓之代表取締役社長(62)は「平井さんの一生懸命な姿に触れ、地域のために協力したいと思った」と話す。


信州黄金シャモは、地鶏ならではの歯ごたえがある食感、ジュワッと肉汁があふれる旨味、そして噛むほどに増す豊かな風味の鶏肉で、脂肪分も控えめでヘルシーなため後味もさっぱりだ。試食した佐々木社長は「肉質もいいし、おいしい。この味をこわさないようにしたいと思った」と話す。


従業員も料理を試食し、みんなで新メニュー開発に協力。信州黄金シャモの「もも」の部分を使って竜田揚げ風にし、大根おろしや白髪ねぎをバランスよく添えた。「直前に冷やしたそばつゆをかけて、豪快に食べるのがいい」と、佐々木社長がアドバイス。これまで限定で販売したがすぐに完売し、食した人からは「おいしかった」との感想があったという。


佐々木社長は「商品化して協力しようという気持ちが大きい。信州黄金シャモを知ってもらい、少しでも広がっていけばうれしい」とし、平井さんは「地産地消にこだわった新メニューで、新しい地元の味を知ってほしい」と語った。同店の営業時間は平日が午前11時~午後3時、土・日曜は午前11時~午後3時と午後5時30分~8時。℡63‐1888。なお市内では他にも信州黄金シャモが食べられる焼肉店や居酒屋の他、販売するショップもある。

▲信州そば処「ふるさとの草笛」の前で佐々木啓之社長
▲『信州黄金シャモの冷やしぶっかけ蕎麦』

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