県と長野市、松本市は26日、県内で新たに10歳未満~80代の107人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2日連続で100人を上回った。居住地別では松本市27人、長野市17人、佐久市8人、安曇野市7人、上田市・伊那市各6人などで県外は7人となっている。
同日午後4時時点で、県内の感染者累計は7500人。療養している人は1105人(入院中236人、宿泊療養中277人、自宅療養中341 人、調整中251人)。25日午後8時時点で、県内全体の確保病床(490床)使用率は49・4%。26日午後8時現在の中等症や軽症者用病床のうち一般病床(433床)の確保病床使用率は、地区別で東信地域は59・2%、北信地域は71・2%、中信地域は47・3%、南信地域は52・5%となっている。*なお433床以外の病床で入院している人は除く。
そんな中、県は20日には感染力の強いデルタ株と闘うため全県の感染警戒レベルを「5」に引き上げ、9月2日(木)までを期限に「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」を発出。さらに全県に「医療非常事態宣言」を発出。また9月20日(月)までを「命を守る1か月」とし、療養・検査体制の強化とワクチン接種の加速化に全力を尽くす方針を示した=本紙既報=。
新型コロナウイルス特別警報Ⅱの発出に伴い、県民に「できるだけ人と会わない」「会合は極力少人数・短時間で」「県境をまたぐ移動は基本的に行わない」「マスク、手洗い・手指消毒、三密回避の徹底」「体調が悪い時にはすぐに医療機関に相談」をお願い。さらに差別や誹謗・中傷はせず、「思いやり」の心を持ち「支え合い」の輪を広げることも呼びかける。
また「人との接触機会をできるだけ減らす」「出張や旅行、帰省などで県境をまたぐ移動は極力中止または延期」「職場や学校などを除き会合は控え、会合が必要な場合でも少人数(極力4人以内)・短時間」でと、協力を求めており、自宅も含めた会食の際についても要望。
「感染防止対策が不十分な店舗や施設の利用を控える」「発熱などの症状がある場合は外出を控え、直ちにかかりつけ医などに相談」を求める。
そして現在、デルタ株が全国的に猛威を振るう中、デルタ株に感染しない・させないために「飛沫感染」「エアロゾル感染」「接触感染」を意識し、基本的な感染防止対策をより厳格に行ってほしいとする。
