上田市秋和に本社を置く信越明星㈱(大谷昌史代表取締役)は、地域貢献活動の一環として市内2小学校に教育用品などを寄贈。20日には上田市立北小学校(児童数423人)で、「感謝の会」が開かれた。
同社は市内下塩尻に工場を開設した2015年、同地区の市立塩尻小へ教育用品を寄贈。以来、毎年市内小学校への寄贈を続けている。「地域とのつながりを大切にしようと社員らの母校へ贈ることとし、学校の希望に沿って100万円相当の物品などを贈る」という。
今年は本社第3工場の建設を記念し、2校へ贈ることを決めた。市立北小へ楽器と冷房機器を、市立丸子北小へは放送設備を寄贈する。
北小の感謝の会で、上野勝裕校長は全校児童に報告。「授業用の木琴・鉄琴など、吹奏楽部用に木琴・シンバルなど、打楽器7つと学習室などで使うスポットクーラー4台をいただきました」と伝え、訪れた信越明星総務部・伊藤英樹部長と同小出身の社員・小宮山和夫さんと田野原将司さんにお礼の言葉を述べた。
また児童代表がお礼の手紙をまとめたものを渡し、吹奏楽部50人が木琴やボンゴなど新しい楽器を交えて演奏を披露すると、卒業生の小宮山さんは小学校時代の思い出を語り「今日は素晴らしい演奏を聴かせてくれてありがとう」とあいさつ。田野原さんは小学校時代担任だった、上野校長から贈られた言葉『前進』を紹介。「夢に向かって努力してください」と、小学生にエールを送った。
なお丸子北小へは21日、伊藤部長と同小出身の社員1人が訪問し、御礼の会が行われた。また贈呈式は29日(木)、市教委で行い、大谷社長が出席して峯村秀則教育長へ目録を贈呈する。