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【上田千曲高】定時制機械科・美齊津さん全国大会へ 「高校生ものづくりコンテスト」出場 ”先輩の姿”見て油井さんも挑戦!

上田市中之条の上田千曲高校定時制機械科として初めて、2018年「高校生ものづくりコンテスト」全国大会に出場した、美齊津哲哉(みさいずてつや)さんは同科の4年生。元々、機械いじりが好きだった美齊津さんは、2年生の時に出会った同科・鷹野知昭教諭の指導で、旋盤作業の訓練に取り組むとすぐに才能を発揮した。
 
優れた技術習得速度で実力を伸ばすと、2度目の挑戦で全国大会へ出場。全国各地区大会を勝ち抜いた上位10人で競った同大会も、練習時間が限られている定時制からの出場は美齊津さんただ一人。残念ながら全国大会で順位の出る上位3人には入れなかったが、本人は「安全に作業でき、自分の中では良いモノができたと思う」と笑顔だ。
 
上田市内の県工科短期大学校への進学が決まっているといい、「自分の知らないものづくりのことがたくさんあるので、工科短大で勉強したい。将来的には、世の中のためになるようなものを自分で作れたら」と、意気込んでいる。
 
千曲高校定時制機械科では美齊津さんの活躍に影響を受けた生徒も多く、その一人が同科2年・油井優晟(ゆいゆうせい)さんだ。「美齊津先輩がやっているのを見て興味が増し、自分もやってみたいと思った」と話す油井さんも元々、機械いじりが好きだったこともあり鷹野教諭の下で旋盤作業やフライス盤作業といった金属加工を学び、次々と難しい技能に挑戦している。
 
現在、アルバイトの傍ら週2回は技能検定フライス盤2級の課題に取り組むなかで、「寸法通りにつくるのが難しく時間はかかるが、完成したときの達成感がいい」と目を輝かせ、向上心・挑戦心を持って腕を磨いている。
 
初めて出場した、ものづくりコンテストの県大会では、作業を最後まで続けられず成果が出せなかったものの、美齊津さんの全国大会に同行して全国の高校トップレベルの技術を見学しに行くなど、尽きない向上心だ。「次回ものづくりコンテストに出場する時は、最後まで寸法通りに作り県代表になれるようにしたい」と力を込め、技能検定にも「トップで合格できるようになりたい」と、意欲に満ちている。
 
鷹野教諭は「定時制には学力が厳しかったり、大人数が苦手だったりと色々な諸事情のある生徒らが入ってくる。昼間働いて夕方から学校というように自分の時間がつくれない中、その生徒らがこうして活躍していることがとてもうれしい。興味のある生徒らを引き出し、一緒になって勉強し、成果が出てよかった」と生徒らの活躍を振り返る。
 
また「定時制の生徒は授業の時間も短く、技能的には苦しい。以前は機械科で学んで卒業したが他業種に就職したり、アルバイトで済ませてしまうような生徒が多かった」とし、「美齊津さんの影響は大きく、彼の学年やそれ以下の学年では『機械科を出ているのだから、製造業方面に就職したい』と言うような生徒らが育ってきている。こうした良い影響がより広がって、地域に貢献できるような人材を育てていけたら」と思いを語った。
 

▲自身の課題を定めて腕を磨く美齊津さん


▲鷹野教諭の指導を受ける油井さん(写真左)


▲100分の1㍉を競う金属加工に意欲的に取り組む(油井さんの手元)


[信州民報:2019年1月4日(金)1面]


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