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【上田市】里山の利活用へ「馬搬」研修会ひらく 里山整備利用地域 初認定の「霊泉寺温泉地域」 地元住民や西内小児童も参加して学ぶ

県上田地域振興局はこのほど、里山の利活用に向けた「馬搬(ばはん)」研修会を、新たに里山整備利用地域に認定された上田市霊泉寺温泉地域で開いた。
 
里山整備利用地域は里山と地域の関係を再構築し、里山の整備・利用推進のため県森林づくり条例に基づき知事が認定するもの。同振興局管内では10月26日に、霊泉寺温泉地域と飯沼地域の2地域を初認定。認定後は県森林づくり県民税を活用し、地域の主体的な取り組みを支援する。
 
本研修会は認定を地域に周知し、里山の利活用推進の目的で実施したもの。同振興局林務課・千村広道課長補佐は「かつて林業で馬が活用されていた。機械が入れないような所で馬搬が復活すればと期待を込め、デモンストレーションを行う」と話した。
 
霊泉寺温泉自然JUKUプロジェクト(清水理絵代表=和泉屋旅館若女将)が協力。清水代表は「8年前から地域活性化、温泉の復活、美しい里山づくりを目指して活動している」とし、「里山整備を進めるなか、原点に戻るという意味で馬搬を初めて見学させていただく」と伝える。
 
この日は林業や行政関係者、地域住民に加え地元・市立西内小学校1~3年生10人が参加し、総勢50人ほどが「馬搬」について学んだ。
 
岩手県遠野市に本部のある(一社)馬搬振興会が指導にあたり、馬は道産子、青森産の「日本輓系種」など4頭。岩間敬代表理事は小学生に向け、「力ある農耕馬。750㌔㌘ほどある大きな馬だが、慣れているから人を蹴ることなく優しい馬です」と話す。
 
そして森林に移動してから「馬搬」を実演。岩間代表が解説し、同会会員で伊那市在住・横山晴樹さんが馬を引いて坂を上り下りし、薪として利用するコナラの丸太を搬出する作業を示した。
 
また馬が引いた1本の丸太を小学生10人で引く体験も実施。力を合わせても少ししか動かず、小学生は「馬力の凄さ」を体感する。岩間さんは「時代に合った方法で馬搬・馬耕を活用したい。馬力を効率よく使えたら、持続可能なおもしろい世の中になるかもしれない」と話し、森林組合関係者は「昔ながらのやり方から学ぶことも多い」と大いに関心を示した。
 
【馬搬とは】山で伐り出した木材を馬で運搬すること。「地駄曵き」とも呼ばれる。馬は重機が入っていけないような狭いところにも行け、山を削って重機を入れるための作業道を作る必要もない。またCO2も排出しないので、環境にもやさしい昔ながらの運搬技術。岩間敬さんは馬搬文化の継承・発展に取り組む数少ない馬方の一人。


▲馬がコナラの丸太を運ぶ


[信州民報:2018年11月23日(金)2面]

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