子どもの交通事故ゼロへの気持ちを込めて―。上田交通安全協会(宮澤郁夫会長)は管内小学校などの新入学児童を対象とした恒例の交通安全資材の贈呈を実施。4日は代表して上田市立塩尻小学校(小出敏男校長、児童184人)で贈呈式を行った。
同安協は管内小学校などの新入学児童の交通事故防止を図るため、毎年交通安全資材を贈っている。今回は人気キャラクターの反射材、50音を頭文字に交通安全・防犯の標語を書いたクリアファイル、「止まる・見る・待つ・目立って★交通安全!」と交通安全標語を刻印した鉛筆の3種類を用意。管内の小学校や上田養護学校の計27校に約1360個を贈呈した。
この日は宮澤会長や上田署・井坪祐二交通課長、同校の地区を担当する同安協西部会・中島正一部会長など4人が同校を訪れ、小出校長に新入学児童分の約30個を贈った。宮澤会長は「悲惨な事故を無くすため、今年も身近な安全グッズを用意した。子どもたちに『止まる、見る、目立つ』を実践してもらい、1件でも交通事故を無くしたい」との思いを語り、「将来を担う子どもたちを交通事故から守りましょう」と呼びかけた。
小出校長は「子どもたちには自分の身を自分で守る力を持ってもらいたい」と、日頃の活動を紹介し、「安全グッズを渡す際も交通安全について確認し、交通事故ゼロが続くよう指導を重ねたい」などと感謝を伝えた。


[信州民報:2020年3月6日(金)]

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