【東御市】  風情あふれる「海野宿ひな祭り」開催中  地域全体で楽しみ愛着や誇りへ  

信州民報

東御市海野宿の旧北国街道沿いの家々に飾られた雛人形を、格子やガラス越しに見て歩く「海野宿ひな祭り」は29日(日)まで開催中だ。NPO法人海野宿トラストと海野宿ひな祭り実行委、本海野区の主催。毎年地域全体で開催して楽しむことで愛着や誇りを持って海野宿保存への意識を高めたいと開くもので、今年で6回目だ。


重要伝統的建造物群保存地区に宿場・養蚕町として選定され、歴史的な町並みが残る海野宿では、雛人形を家々の格子越しに展示。その風情を楽しもうと遠方からも多くの人が訪れるという。


今回は48軒の家々に約3000体の雛人形を展示。親子連れや孫を連れて訪れる人など様々で、建物の2階に雛人形を展示する家などに、子どもたちは「あそこにもあった」と目を輝かせて通りを散策している。


海野宿は北国街道の宿場として1625年(寛永2)に開設されてからまもなく400年を迎えることから、主催者は「みんなが一体となり『400年を華やかに』を目指し、地域の心遣い、生活感、人々の笑顔や笑い声、祭り、人と人との交流が感じられる、訪れて楽しい地域づくりをしたい」としている。


なお、ひな祭り期間中の毎週土曜日の午後6時~8時には歩道に「行燈」を灯し、幻想的な風景を演出。最終日は午前10時~午後3時まで、着物で訪れた人への粗品進呈やクラフト展など各種イベントを予定している。
 
 

▲格子越しに雛人形がずらりと並ぶ
▲古い町並みが残る海野宿でひな祭りを開いている

[信州民報:2020年3月5日(木)]

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