【結成20年で 活動終了する エコ・サポート21 】建設計画する資源循環型施設に! プロジェクターと大型スクリーン寄贈

信州民報

 
上田市天神の市リサイクル活動支援拠点施設エコ・ハウスを運営する、ボランティア団体「エコ・サポート21」(太田芳枝代表、35人)は25日、上田地域広域連合が建設を計画する資源循環型施設に―と、プロジェクターと大型スクリーン(計約85万円相当)を寄贈した。


同団体は平成13年1月、ごみ減量に向けて市民一人ひとりが取り組もうと設立。同年4月、エコ・ハウスの運営委託契約を締結して以後、不用品再生などのわくわく講座やごみ減量・リサイクル講座の企画、古着回収、子どもたちの見学時の説明、ごみ減量化基材「ぱっくん」製造・頒布などの活動に取り組んできた。


25年6月から始まった古着の回収は、毎月1回開催。これまでの回収量は累計約191㌧、ぱっくんは過去5年間(平成26年度~30年度)年平均800個を頒布している。同団体は来年3月、結成20年の節目をもって活動を終了することから今回の寄附に至ったが、活動は行政などが引き継ぐという。


この日は太田代表、コーディネーター(代表代行)の栗田たか子さん、運営委員ら計9人が来庁。太田代表は「ごみ減量、再資源化の一助として多くの仲間と活動してきた。20年間の活動への理解と支援に感謝する」とあいさつ。栗田さんが「プロジェクターを利用して、見学者が勉強しやすい場をつくってほしい」と土屋陽一市長に目録を贈った。購入資金は「わくわく講座」などで会員らが作った製品や、年に一度の「宝の山市」での売り上げを貯めたものという。


土屋市長は「高邁な精神で取り組んだ一人ひとりの心が上田の環境美化につながった」と、これまでの活動に感謝の意を表し、「新しい資源循環型施設建設は、環境アセスへの取り組み時期が迫ってきている。一刻も早く建設に向けて努力する」とし、「有効に利用させてもらう」と礼を述べた。

▲目録を手にする土屋市長(写真中央)と太田代表(その右側)、栗田コーディネーター(その左側)
 
 

[信州民報:2020年2月27日(木)]

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