製造メーカーの物流アウトソーシング受け入れ態勢を拡充―。東御市のIPDロジスティクス㈱(岩下貴社長)はこのほど、市内大川北工業団地に同社6拠点目の物流拠点「大川北第一倉庫」を建設し、営業を開始した。
同社は、同工業団地に敷地面積約1万3223平方㍍(約4000坪)を購入。新設した倉庫は総床面積2359・5平方㍍(715坪)で、過去最大規模の可動棚を設けることで、総床面積の約2倍の約4585平方㍍(1387坪)相当の受け入れが可能となった。
新倉庫は断熱構造の空調機付きで、温度管理はもちろんとして防塵・防錆効果の高いクリーンで、クオリティの高い倉庫環境を実現して2・8㌧の天井クレーンも完備している。
昨今の製造業界では、納期の短縮や商品開発のスピード化、小ロット多品種化が進み、在庫管理に関する必要面積の増加、管理工数の増加など、専門的なノウハウが必要になってきており、物流や在庫管理に関しては外部委託して、製造メーカーでは様々なリソースを企画や開発に集中する動きがあるという。そのことから同社は、「製造メーカーの物流の効率化やコストの削減に貢献し、日本の製造業を下支えしていく」としている。
なお同社では年内に、さらに2つの物流拠点の建設も見込んでいる。

[信州民報:2020年2月8日(土)]

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