コロナ禍 上田市千曲町自治会が体操プログラム町内放送で流して運動の機会を提供!住民に〟心身のリフレッシュ〝を促す

信州民報

上田市千曲町自治会(大倉幸雄自治会長、834世帯、1840人=2月1日現在)は6日から、住民を対象にした体操プログラム(町内放送)『千曲町 みんなで運動しましょう』を実施中だ。


「今冬の厳しい寒さとコロナ・オミクロン株により外出が制限され、フレイル(虚弱)状態に陥る心配がある。その予防に体を動かす機会を持とう」と行い、町内放送でラジオ体操などを流して各家庭、または公園・広場などで住民が運動する機会を提供している。


同自治会では、新型コロナによる休校措置などで住民が〟閉じこもりがち〝になった一昨年春、民生児童委員が城下地域包括支援センターに相談し、町内放送によるラジオ体操を始めて約1カ月実施。昨年もこの時期に約1カ月、町内放送でラジオ体操と子どもたちに人気の曲『パプリカ』を流し、住民に心身のリフレッシュを促した。


今年はオミクロン株の感染拡大で、長野県に「まん延防止等重点措置」が適用・延長される中での実施。民生児童委員および自治会、社会福祉協議会が運営し、毎日午前10時から10分間を「体操の時間」とし、自治会館から町内放送を流している。取材の日は民生児童委員の北沢育夫さん、竹内靜世さん、丸山和枝さんの3人が自治会館前の雪を片付けてから準備をし、放送を流した。


チャイム音の後、『信濃の国』をBGMに「千曲町の皆さん、こんにちは。新型コロナウイルスに負けないで元気に生活していますか? さあ、窓を開け換気をしましょう。元気な方は庭先やベランダへ。おうちの中でも結構です。元気に運動しましょう」と呼びかけ、『ラジオ体操第一』を開始。


そして「次は『上を向いて歩こう』です。元気に一緒に口ずさみながら、自分に合った運動をしましょう」と伝え、曲が流れる。最後は『ふるさと』をBGMに「お疲れ様でした。これからも自分に合った運動を心がけ、上を向いて元気に過ごしましょう」と締めくくる。


「19日まで昨年同様に『パプリカ』を流したが、20日から『上を向いて歩こう』に変えた。親しみある曲に合わせて、楽しく体を動かしてほしい」と話す民生児童委員。「1年ぶりにラジオ体操が流れて涙が出るほど嬉しかった、と話してくれた住民もいます」と、笑顔で伝える。


3月5日(土)まで行う予定で、コロナの状況により短縮・延長もあるという。同活動に関わる、城下地域包括支援センターの矢嶋宏生活支援コーディネーターは「千曲町の活動を多くの人に知ってもらい、自治会などでフレイル予防の何らかの活動が企画されることを期待する」とし、「川西・塩田・城下の3包括運営のYouTube『ほうかつちゃんねる』で、過去の動画が視聴できます。最新活動の動画もまもなくアップします。ご覧ください」と伝えた。

▲自治会館から放送を流す民生児童委員
▲散歩が日課の住民と共に、自治会館で体操する民生児童委員
▲町内2カ所のスピーカーから「ラジオ体操」が流れる

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