子どもも大人も「どんどこ」と土俵を叩き、熱気にあふれる大会―。今年も天下無双の力士・雷電為右衛門(1767~1825)顕彰事業『どんどこ! 巨大紙相撲大会・雷電東御場所」が2月16日(日)、雷電の出身地・東御市中央公民館で開かれる。一昨年、昨年に続いて3回目。今年は過去最高の32チームが出場する。地元「しげの里づくりの会」主催、丸山晩霞記念館の共催だ。
大会を前にこのほど、2日間にわたり「新弟子検査」と題したワークショップ、「初稽古」との練習試合を市中央公民館で開催。初日は17チーム、2日目は15チームが参加し、巨大紙相撲の制作に励んだ。紙の力士は雷電の身長と同じ197㌢の大きさで、それぞれが特徴あるデザインの制作にあたった。
参加者は市内小学校児童のほか、長野市や上田市など市外からの参加もあり、大人も子どももいる。ワークショップでは「どんどこ! 巨大紙相撲」の発案者・土谷享さんが作成指導した後、制作を開始。また会場では土谷さんが用意した巨大な紙の力士が取り組みを行い、激しくベニヤ板製の土俵を叩き振動で巨大な力士を動かした。
仕事仲間というグループには外国人も参加、「子年」にちなみ「ねずみ」のデザインが特徴だ。「昨年、見学して楽しそうと感じ、今年は参加したいと思った」と笑顔で制作していた。主催者「しげの里づくりの会」が、地域活性化のために企画した巨大紙相撲大会は、着実に広がりを見せている。
『どんどこ! 巨大紙相撲大会・雷電東御場所」は2月16日(日)午後1時~4時30分、市中央公民館で開催。問い合わせはしげの里づくりの会℡71―7581か、丸山晩霞記念館℡62―3700へ。
[信州民報:2020年1月24日(金)]
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