上田市下之郷の県工科短期大学校と上田女子短期大学の学生らが共同で、両校のイメージキャラクターを制作。2日に上田駅前で記者発表し、キャラクターを配したタペストリーお披露目を行った。
両校は昨年1月、連携して地域社会に貢献並びに人材育成・教育研究の向上に寄与することを目的に、包括連携協定を締結。7月に市内中学生を対象にキャンパスツアーを実施、12月はクリスマスプレゼント交換会で交流するなどしてきた。
「親しみを持って両校を知ってもらおう」と、その一環としてイメージキャラクター共同制作プロジェクトが昨年6月に始動。各学内で希望者を募り、工科短大2年生6人、上田女短は2年生5人、1年生1人の計12人が参加して10回ほどの会合を重ね、キャラクター制作を進めてきた。
工科短大のキャラクターはオーバーオールの作業着に安全眼鏡、手にスパナを持ったクマ「こーたん」で、ポケットの柄はキーボード。上田女短のキャラクターはピンクのワンピースを着たウサギ「うーたん」で、頭には野外保育を表す木の葉を乗せ、ポケットの柄は学舎をつくる赤レンガ―と、それぞれ可愛く自校の特徴をよく捉えている。
上田女短側の代表・宮原希さん(2年)は「これをきっかけにもっと両校の良さが広がり、興味を持ってくれればうれしい」とし、工科短大側の代表・清水飛雅さん(2年)は「今後も残る共通のシンボル、イメージキャラクターの制作に携われて良かった」と話す。
担当者は「今後、学校の顔としてグッズ化などを展開。高校生や地域の人たちに両校に親しみを持ってもらいたい。また学生らが自分の学校に愛着を持ってほしい」と、イメージキャラクターの効果に期待している。
なおタペストリー(3㍍×3㍍)には、虹に乗って学校を紹介する「うーたん」「こーたん」が配され、上田駅前に28日(月)まで飾られる。さらに上田女短では、着ぐるみの制作も検討しているという。