信州おもてなしマイスターサミット おもてなし向上の気運醸成を図ろう上田市内

信州民報

第4回「信州おもてなしマイスターサミット」(主催は県と実行委)は14日、上田市のサントミューゼ大スタジオを会場に開催した。観光客に対し、思いやりとおもてなしの気持ちを持って接することができるよう、おもてなし向上の気運醸成を図ることがねらいだ。


メインテーマは「つなげる未来 広がる信州の未来」、サブテーマは「地域とのつながり 私にできる事 マイスターのあり方とは」とし、講義・活動報告・パネルディスカッション・意見交流会を行った。


県は、各業界・各地域のおもてなし向上をけん引するリーダーを養成する「おもてなし未来塾」を平成26年から開講。修了・認定された人を「信州おもてなしマイスター」とし、観光誘客事業を進めている。現在までに177人が認定され、うち東信州エリアには34人(小諸3、軽井沢12、御代田1、上田18)のマイスターがいる。


この日は第7期塾生に対する第6回「おもてなし未来塾」と合わせ、サミットを開催。現地・オンラインのハイブリッド開催とし、多数のマイスターや塾生が参加。会場には県内各地から約50人が集まった。


大野統実行委員長(上田市在住、マイスター)のあいさつ、県マスコットキャラクター・アルクマのメッセージでサミットを開会。講義は「おもてなし未来塾」の高野登塾長(人とホスピタリティ研究所代表)が行い、「新型コロナにより、今までの思考回路を変える必要が生じた。今こそ〟つながり〝が大切、可能性を信じるべき。リーダーシップを発揮してほしい」と伝えた。


3人のマイスターの活動報告では、富士見町で日帰り入浴施設を経営する一戸彰さんは、『温泉業から見る観光の昔・今・これから』と題して発表。英語力を生かして松本地域を中心に観光業務に携わる小原立子さんは、『通訳案内士と考える・つながる信州の観光』について。さらに松川村でりんご栽培・ワイナリー経営を行う竹村暢子さんは、『シードル(りんごのお酒)で地域と農業を元気に』として活動の成果を発表した。


また高野塾長と活動報告者がテーマに沿ってパネルディスカッションし、会場とオンライン参加者をつないで交流。活気あるサミットとなった。

▲観光振興の一翼を担うアルクマがマイスターたちを激励
▲高野塾長が講義する

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