上田市の上田創造館2階美術館で30日(日)まで、冬の企画展『いのちってなに?』を開催中だ。
農研機構の企画・製作、全国科学館連携協の協力による巡回展で、「私たちのカラダが何でできているのか?」「生命のメカニズムは?」「暮らしを支えるバイオテクノロジーは?」など、パネルや模型で分かりやすく伝える。
パネルでは「いのちってなに? 実はまだナゾだらけ」とし、「生まれてくるだけですごい~命の不思議~」と、受精卵から誕生までを解説。さらに「体の成長」「体をつくるタンパク質」、命・暮らしを支える「酵素」などを解説し、「免疫とアレルギー」「命の設計図・遺伝子」について伝える。
遺伝子組み換えのカイコにより作られた医薬品など、新しいバイオテクノロジーを紹介。「ゲノム編集技術」とし、2020年ノーベル化学賞を受賞した「クリスパー/キャス9」も紹介する。
さらに「人体骨」「人体筋肉」について、模型とパネルでの解説も。同館は「親子で鑑賞し、もっと詳しく知りたいと思うきっかけになると幸い」とした。
また「食育ガイド~子どもの食育~」を同時開催中で、農水省の『食育ガイド』をパネルで紹介し、食事の大切さ・バランス・旬・マナー・食料自給率・食物の生産~流通・食品表示・備蓄について伝える。食材を炭水化物・たんぱく質・ビタミンなどに分類する体験コーナー、米・スイーツが当たる「食育クイズ」も実施中だ。開催中の時間は午前10時~午後3時30分。ただし食育クイズは午後3時まで。



