第16回県高等学校ダンスフェスティバルは25、26の2日間、上田市のサントミューゼ大ホールで開催。県高校文化連盟・県芸術文化フェスティバル(全23部門)の一環で、ダンス部門は26校のダンス部・班・クラブが出演し、総勢約500人の生徒が練習の成果を5分以内の演技に込めて発表した。
ヒップホップ、ロック、ポップ、ジャズなどのダンスを披露し、ステージ上で高校生の情熱を思い切り表現。一昨年までは全高校が一堂に会して有観客で行っていたが、昨年から新型コロナ対策をとり無観客、出演に合わせて来場、終了次第退場との方法で実施している。
25日はミディアム(11~20人)編成の13校が出演し、東北信からは佐久長聖、長野、須坂東の3校が演技を披露。26日はラージ(20人以上)編成の7校とスモール(10人まで)編成の6校が出演した。部員数が一番多いのは松本美須々ヶ丘の35人、一番少ないのは白馬の6人。
地元・東信からは上田東(34人)、上田(25人)丸子修学館高(8人)の3校が出場。上田東はテーマ『紅蓮』で、蓮の花を全員の心のこもった動きで表現した。上田(昨年ラージ部門3位)は『強靭』をテーマに、力強くかつしなやかに演技を披露。丸子修学館(昨年スモール部門1位)はテーマを『Firework』とし、青春をダンスで表現した。
担当教諭は「県内ダンス部所属の生徒にとって、ダンスフェスティバルは大きな目標となっている」とし、「新型コロナで発表機会もほとんど無くなっているが、生徒らは日ごろの練習を頑張っている」と話す。
審査はプロのダンサー・インストラクターが審査員を務め、外見・エンターテイメント・テクニック・音楽・総合評価の5項目に従って評価し、総合1位~4位、部門賞、審査員特別賞を決定。また高校生は他校の演技を直接鑑賞することができないため、後日各校へ収録映像を提供するという。なお審査結果は1月下旬~2月ごろ発表予定。