人気講座「しめ縄づくり講習会」上田市・上野が丘公民館で開催!

信州民報

上田市上野が丘公民館で5日、しめ縄づくり講習会を開催した。毎年この時期に開き、リピーターもいる人気講座だ。講師は豊殿地区の関薫さんが務め、栽培する「コシヒカリ」の稲わらを持参して講習を行う。


同公民館はしめ縄飾りの由来や種類、飾り方などを記したプリントを配布。関さんも「八百万の神々が、ここから来てくださると特別な思いを持って飾るもの。大切な日本の伝統」と伝え、講習を開始した。


約80㌢の長さのわらを用いて、基本の「牛蒡注連」から指導。初心者は縄を綯(な)うことが難しく、関さんの「左綯い(左巻き)にするので余計難しいが、見よう見まねでやってください」と手本を示す。そしてコツを伝え、参加者のところを回ってていねいに指導した。


この日は15人が参加し、熱心に取り組んだ。初めてしめ縄づくりに挑戦する人は「広報を見て参加した。本当に初めてで勝手がわからないが、わらの感触はいい」と言い、「自分で作ったしめ縄でお正月を迎えられると思うと嬉しい」と笑顔だ。


また小さな子どもを連れた母親らも参加し、一生懸命取り組む。毎年参加するという人は「1年の区切りとして、この講習会で作るのが楽しみになっている」と言い、関講師も「教えることで私も学んでいる。人とのつながりも感じる講習会」と話した。なお経験者は、必要に応じて「のれん注連」(前だれ)なども制作していた。

▲講習会の様子

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