上田市立南小6年生が議場見学会 広報公聴委のクイズで仕組み学ぶ

信州民報

上田市役所新本庁舎5階「議場」をこのほど、上田南小学校6年生(106人)が見学した。上田市議会は5人以上のグループに対し、事前申し込みにより見学会を開催しているが、小学校による訪問は初めてだ。


この日は広報公聴委員会の市議が行い、委員全員(9人)が小学生を笑顔で迎える。3クラスが時間をずらして市役所を訪問し、午前9時過ぎからの6年2組(31人)議場見学会では、児童が議員席や市長・教育長などの席に座り、広報公聴委員から説明を受けた。


はじめに土屋勝浩議長が「議場は市の重要なことを決める場。市内全ての小・中学校にタブレットを導入することも議場で決定しました」とし、「これから市がどんな風になってほしいかと考えながら、54年ぶりにリニューアルした議場を楽しく見学してください」と伝えた。


広報公聴委・林和明委員長は市議会などの説明をした後、広報公聴委員によるクイズを実施。「市議会議員に立候補できるのは何歳から?」「定例会は年何回?」「予算の主な使い道は?」という問題が出され、児童は3択で答えながら議場と議会の仕組みなどを学んだ。


南小学校は「新型コロナにより修学旅行が県内となり、国会議事堂へ行くことができなった。その中で市の議場を見学させていただけることになり有り難く思う」といい、児童は「入ることができない場所、すごいと思った。説明も楽しかった」と目を輝かせた。


なお議場見学後は市職員の案内で庁舎内も見学し、さらに上田市中央西裁判所も訪問して模擬裁判などを見学した。

▲市議のクイズに答える児童ら

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